Reactのコンポーネントのpropsの露出は控えめに

Reactのコンポーネントのpropsの露出は控えめにした方がいい気がする。ここでpropsの露出とは、子コンポーネントのpropsや子要素の属性を親コンポーネントのpropsにそのまま定義することを言う。現時点では「気がする」レベル。

新しいコンポーネントを作成するとき、子props（子コンポーネントのpropsや子要素の属性）を親propsにそのまま定義するのは手間が少ない。親コンポーネントで必要になるたびに子propsを親propsに追加していくのは面倒くさい。親propsを子コンポーネントにスプレッド演算子で渡すだけなので楽である。

しかし、問題もあるように思う。

• 親コンポーネントが子の詳細を知りすぎている
  • 子の内部的な変更が親コンポーネントに影響する可能性がある
    • aタグからbuttonタグへの変更
    • AコンポーネントからBコンポーネントへの変更
• 子の変更時の影響範囲の特定が難しくなる
  • propsの上書き箇所の特定
  • 親コンポーネントの親コンポーネント、祖先コンポーネントまで見なければいけない
    • これは露出を控えめにしても同じではある
  • 確認しなければならないpropsの数が不必要に多くなる
• YAGNIの原則に反する
  • 使われているかわからないpropsによって考えることが多くなる

個人的にはミニマリストのように必要なpropsを必要な分だけ公開した方がシンプルでいいと思っている。